LIFESTYLE DISEASE | 2018/07/03

甘い果物はダイエットの敵?

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これから、冷たいメロンやスイカが美味しい季節ですね。
「野菜を意識して食べるけど、果物はあまり食べない」という人も多いようです。甘い果物は「太りそう」とイメージを持っている人もいるようですが、実際のところはどうなのでしょうか。
「本当に果物を食べると太るの?」「果物は美容にいいの?」「どのくらい食べたらいいの?」といった疑問にお答えしていきます。
 

果物の糖は摂っても大丈夫?

「甘いものを食べると太りやすい」と言われるのは、急激に血糖値が上昇することで、肥満ホルモンとも呼ばれるインスリンの分泌量が増えてしまうことが原因です。
 
果物に含まれる、主な糖類である果糖は、糖の中でも、血糖値の上昇に与える影響が少なく、同じ単糖であるブドウ糖と比較して、インスリンの分泌量が少ないという特徴が明らかになっています。
 
また、血糖値上昇をゆるやかにするといわれる食物繊維が果物には含まれています。「何と一緒に食べるのか」によっても、体に与える影響が変わることも忘れないようにしましょう。
 

果物に含まれるのは糖だけではない

果物には、食物繊維のほか、ビタミン・ミネラルなど様々な栄養素が入っています。
ビタミン類では、抗酸化ビタミンと呼ばれる、皮膚の新陳代謝を促すビタミンA、メラニン色素の生成を抑える働きのあるビタミンCが効率良く摂取でき、それぞれ美容に嬉しい働きがあります。
果物に多く含まれるミネラルの1つであるカリウムは、水分代謝を促進させてくれることから、むくみの予防や改善への効果が期待できる栄養素です。
ダイエットや美容の為には、「糖」だけに注目するのではなく、美しい体づくりの為に必要な、他の栄養素も意識することが大切です。
 

果物はどれだけ食べるのが正解?

ここまで読んで下さった方は、「果物は悪者ではなさそうだ」と思い始めているのではないでしょうか。もちろん果物も「いくら食べてもいい」のではなく、適正量があります。
 
厚生労働省・農林水産省が作成した「食事バランスガイド」では、果物を200gとることを推奨しています。みかんなら2個、梨やりんごなら1個を目安ですね。
日本は、ヨーロッパに比べて、果物摂取量が低く、現在も減少傾向です。2015年の日本人成人の、平均果物摂取量は1日あたり112gだとか。もっと積極的に食べて、ダイエットや美容に活かしていきたいものですね。
 
 
【参考文献】
佐々木敏 「データ栄養学のすすめ」2018年(女子栄養大学出版部)P25-35、p248-257
厚生労働省「食事バランスガイド」http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html
(2018-5-22参照)
本多京子「おいしいエステ」(三天書房) P93