LIFESTYLE DISEASE | 2018/06/13

ワインなら大丈夫?本当の太らないお酒の飲み方

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お酒が好きな人や、飲み会が多い人にとって、ダイエットで頭を悩ますのが、お酒との付き合い方ではないでしょうか。
「ワインなら大丈夫」と、ワインの健康効果を期待している人も多いようです。果たして、実際のところはどうなのでしょうか?

ワインに健康イメージがついた理由とは

そもそも、「ワインが体に良いらしい」といわれるようなったのは、なぜでしょうか。デンマークで「ワインをたくさん飲んでいる人ほど死亡率が低く、このような傾向はほかのお酒では認められない」という研究結果が出たこと、赤ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用による、動脈硬化の予防が期待できることなどが考えられます。
お酒をたくさん飲みたい人にとっては、魅力的な話ですよね。
日本でこの話が広がったとき、普段のお酒をワインに変えてみた方も多いのでは?
 
でも、ここで忘れてはならないのが、「一緒に何を食べているか」という視点です。同じデンマークで、ビールを買った人たち(ビール派)とワインを買った人たち(ワイン派)が、一緒に買った食品を調べた調査結果があるので、ご紹介しますね。
 

実はワイン派は〇〇を食べていた!

その調査によると、ワイン派に比べて、ビール派がよく購入していた食品のトップがソーセージで、次がマーガリンとバター、続いて豚肉でした。ワイン派で目立っていたのが、野菜と果物の多さです。これは、アメリカでの調査結果と同じでした。
動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く、心筋梗塞のリスクを高めます。一方、野菜と果物は、カリウムが豊富なので、血圧を下げ、心筋梗塞の予防効果が期待できます。
日本でも、ビールを飲む時は、餃子やから揚げなど、ガツンとしたメニューと相性が良いですよね。
お酒そのものよりも、一緒に食べる食品の影響を考えた方が良さそうです。
 

飲むお酒の種類より大事なこと

現在の研究結果では、「飲むお酒の種類によって健康に差が出ない」といえ、「ワインだから安心」ということにはなりません。安心だと思って、たくさん飲んでいた人は気をつけてくださいね。どんなお酒でも、飲み過ぎは肥満につながるだけでなく、健康を害する恐れがあります。
 
適度にお酒を楽しみながら、「一緒に何を食べるか」も意識を向け、楽しくて体に良い食事を心がけましょう。
 
 
【参考文献】
佐々木敏 「栄養データはこう読む!」2015年(女子栄養大学出版部)P191-201