LIFESTYLE DISEASE | 2018/02/22

大麻よりお酒の方が脳へのダメージが強い?

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お酒を飲む時間は楽しいですが、飲みすぎに注意をしないと脳へ大きなダメージをもたらすということがわかってきました。

大麻VSお酒

アメリカでは大麻が合法となった州が増えていることから、大麻の医療現場での活用や効果について、そのリスクとともに研究が進められてきています。その一つとして、今回アルコールと大麻がそれぞれどの程度脳へダメージを与えるかが研究されたわけです1
 
853名(18~55歳)と439名(14~18歳)を対象とした研究で、大麻とお酒による脳の灰白質と白質へのダメージが調査されました。灰白質とは脳の表面にある組織で、主に神経細胞体で構成されているもの、白質はさらに深層にある脳の組織で、これらが萎縮したり機能が損なわれたりすることは、脳の機能の損傷に繋がります。

飲酒による脳へのダメージ

研究の結果、特に何年も飲酒を続けている成人においては、灰白質が小さくなり、白質の機能が損なわれていることがわかりました。一方で大麻の使用に関しては、灰白質、白質両方において影響がみられなかったということです。
 
大麻が脳への影響が少ないと言うにはさらなる研究が必要だと結論付けてはいますが、大麻よりお酒の方がダメージがあるという結果は驚きですよね。
 
飲み始めると楽しく、ついつい飲みすぎてしまうこともありますが、やはり「適量」を守ることが大切ということを改めて感じました。
お酒の適量については「年末にむけて知っておきたい!お酒の「適量」って?」をご覧ください。
 
※1論文:
Thayer RE et al, Structural neuroimaging correlates of alcohol and cannabis use in adolescents and adults. Addiction. 2017;112(12):2144-2154.