LIFESTYLE DISEASE | 2018/01/04

【肥満に注意】BMIが高い人は認知症になるリスクが高いって本当?!

LIFESTYLE DISEASE

BMI30以上の人は認知症になるリスクが高い

今回ご紹介するのは、中年期のBMIによって認知症のリスクが高まるのかどうか調査をした研究。システマティックレビューといって、過去に出されている同じ目的の研究をまとめて、評価しながら結果を統合する研究で、19の研究、589,649名の男女を対象としました。
 
その結果、35~65歳の肥満(BMI30以上)の人は標準体重(BMI18.6以上25未満)の人に比べて1.33倍認知症になるリスクが高いことが明らかになりました。ただし過体重(BMI25以上30未満)の人に関しては認知症との関連はみられなかったとのこと。

標準体重を保つことのメリット

アルツハイマー病や血管性認知症など「認知症」をひとくくりとして調査していること、肥満症を評価する際にBMIは正確性に議論があること、低体重の人の割合が最も高い中低所得国の調査が不足していることなど、研究に限界はあります。
 
今回取り上げられた研究の中に日本人を対象とした研究はなく、BMIが30以上の人も欧米に比べて少ないので、この結果を日本人に当てはめられるかはまだわからないところかと思いますが、中年期に標準体重を維持することのメリットはありそうです。

ご自身のBMI、標準体重はご存知ですか?

こちらの計算式で、標準体重を確認してみましょう。
 
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
 
 
論文
Albanese E et al, Body mass index in midlife and dementia: Systematic review and meta-regression analysis of 589,649 men and women followed in longitudinal studies. Alzheimers Dement. 2017; 8: 165-178.